犬や猫の花粉症の症状は?人間の花粉症の症状と違うことも!対策は?
春先に悩まされる鼻水やくしゃみ。花粉症です。
今や国民病ともなった感がある花粉症。
すでに気象庁では、来春のスギやヒノキの花粉の飛散量を予測して発表しています。
花粉症対策のグッズが薬局やコンビニに並ぶのも間近。花粉症対策が必要なのは、実は人間だけではないことをご存知でしたか?
ペットの犬や猫も花粉症に罹ることがあります。
うすうす気づいていたという人もいるでしょうし、「まさか⁈」と仰天した人もいることでしょう。
犬や猫の花粉症の症状と対策をまとめてみました。
犬と猫では主たる症状が異なる⁈
ペットも人間と同様に花粉症になることがあるということが知られるようになったのは、近年のことです。
犬の花粉症が確認されたのは1995年のこと。
猫にスギ花粉の症状を示す個体があることが確認されたのは2000年のことです。
そうした情報が驚きとともに報じられるようになり、少しずつ犬や猫も花粉症に罹ることが知られていくようになりました。
しかし、ペットの花粉症は、まだ十分に認知されているとは言えない状況です。
ペットのアレルギー国際調査によると、飼い主の44%はペットの花粉症に気づいていません。
花粉症にペットが罹るという認識を持っていないことすら少なくありません。
飼い主がペットの花粉症に気づかない理由は、人間の花粉症の症状と異なる症状を示すことがあるためと考えられています。
人間が花粉症に悩まされている時期に、ペットも鼻水を流したりくしゃみをしていれば、花粉症と気づくことは、さして難しいことではありません。
ペットの花粉症の症状にも、鼻水やくしゃみはあります。
しかし、そのような症状ばかりではありません。
アトピー性皮膚炎症状を示すことも多いのです。
特に犬では、鼻水やくしゃみといった人間と似た症状を示すことは少なく、アトピー性皮膚炎症状が多いとされています。気管支炎や外耳炎を引き起こすこともあります。
まれに下痢といった消化器症状を起こすこともあります。
猫もアトピー性皮膚炎症状を示すことがあります。
ただし、猫は、鼻水やくしゃみといった人間と似た症状を示すことが比較的多いとされています。
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ペットを花粉症から守るために実行したい5つのこと
アレルゲンとなるのは、犬も猫もスギ花粉が最も多く、次いでヒノキ、イネ科の植物です。
犬については、ブタクサによる花粉症が多いことが知られています。
こうした植物の花粉が飛散する時期には、できるだけペットを外出させないことが大切です。
ただし、犬については、お散歩の問題があります。次のような工夫をして、お散歩を無事に済ませるようにしましょう。
1.花粉除けの洋服を着せる。
スギ花粉の飛散は2月から始まる地域もあります。
まだ肌寒さが残る季節ですが、花粉除けの目的で着せる洋服なので、ウール素材は控えましょう。
花粉が付着してしまいます。
2.花粉の飛散量が多い日の散歩は控える。
雨上がりの日などは、殊に多くなります。
3.昼の2時前後と夕方6時から7時までは、飛散量が多いので、散歩は控える。
時間をずらしましょう。
4.帰宅後によくブラシッングする。
体についた花粉を落としてやりましょう。
5.空気清浄機を使い、掃除をこまめにする。
室内に漂う花粉を少なくするようにしましょう。
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