犬が草を食べるのはどうして?刺激で嘔吐するという説は本当?

散歩中に愛犬が道端の草を食べるというのは、多くの飼主さんが経験することでしょう。

除草剤がまかれていないかと心配するものの、なんだか嬉しそうに草を食べる愛犬の姿に目を細めるのではないでしょうか?

どうして犬は草を食べるのでしょうか?

 

スポンサーリンク

 

犬が草を食べる理由でよく知られている嘔吐刺激説

dog

昔から知られているのが、嘔吐するための刺激を求めて草を食べるという説です。

これには、2つの根拠があるようです。

1つは、犬が食べる草の多くは、細長く、葉脈が縦に伸びているような植物だということです。

スズメノカタビラやエノコログサなど、イネ科の植物の尖った先を食べることが多いと言われています。

そうした草の先のツンツンした刺激を利用して嘔吐を促そうとしているのではないかと考えられています。

人間が喉の奥に手を突っ込んで嘔吐しようとするのと同じことをしているというわけです。

もう1つは、犬の祖先とされるオオカミの習性が、犬に残されているという考え方です。

オオカミの糞を調べた研究によると、オオカミの糞の11~47%には草が含まれていることが明らかにされています。

オオカミが草を食べるのは、腸内の寄生虫を駆除するためと考えられています。

そこで、オオカミの持つ習性を受け継いで、犬も胃腸障害を起こしている時に草を食べるのではないかとする考え方です。

 

スポンサーリンク

▶︎老犬の最期は下痢等の症状!鳴く事でありがとう!?

 

実際のところは犬が草を食べる理由は不明

嘔吐を促すために犬が草を食べるという説は、獣医師の間でも賛否両論があります。

実際に自分が飼っている犬が草を食べた後でかなりの割合で吐き戻しをしている姿を見た獣医師は、吐き戻しのために草を食べるという説を支持します。

しかし、嘔吐刺激説を迷信とする獣医師もいます。

食べた草が腸に詰まってしまった犬の治療に当たった獣医師は、通常は、体調のいい犬は草など食べないので、草を食べるのは異常のサインと見るべきだと言います。

実際にはどうなのか?

アメリカのカリフォルニア大学デイビス校の獣医師らが調べた調査結果が、2008年に発表されています。

獣医師らは、1571の有効なデータを集め、解析を行いました。その結果、分かったことは、次の5つ。

1.回答者の68%の犬が、毎日または毎週のペースで植物を食べており、そのうちの79%が草を食べている。

2.植物を食べる前に病気の兆候を見せた犬は9%。植物を食べた後に嘔吐した犬は22%。

3.若い犬ほど、草を多く食べているが、若い犬は、草を食べる前に病気の症状を見せたり、食べた後に嘔吐したりすることがより少なかった。

4.犬が草を食べる前に病気の兆候が見られる場合は、食べた後に嘔吐する可能性が高い。

5.栄養不足を補うために草を食べるという説を支持するような結果は、得られなかった。

犬が草を食べることと病気や嘔吐との関連性は、一般的には見られないという結果になりました。

研究によって、犬が草を食べる理由は、振り出しに戻ったことになります。

体調のいい時には草など食べないとも言えない代わりに、吐き戻しをするために草を食べるとも言えません。

ただし、草を食べ続けても嘔吐が起こらない場合、消化されない草が十二指腸まで詰まってしまうこともあります。

草を食べた後に便に異常が見られたら、病院に連れて行きましょう。

 

▶︎吠えない犬との賃貸住宅生活を楽しみたい!吠えない犬の特徴と吠える犬の特徴


スポンサーリンク



→保険無加入だとペットの平均手術診療費は約15万1800円!保険料を1分で無料診断!


コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ